安倍首相の演説に登場、三河の偉人って！？

三河の偉人、再び光　朝日新聞

三河（みかわ）の偉人（いじん）だって。

三河って、わかる？
ここ豊田市やおとなりの岡崎市がある地方が、西三河。
豊橋市や豊川市がある地方が、東三河。
ふたつあわせて、三河地方だ。

その三河地方にゆかりのある偉人が、今、注目されているらしいよ。
その偉人って、いったい誰？


・・・


三河地方にゆかりのある偉人。
何人かいるみたいだけど、みんな誰か知ってる？

まずは、なんといっても有名なのは、あの人だ。
織田信長、豊臣秀吉とともに戦国時代を終わらせて、平和な日本を作り出したあの人。
わかる？


・・・


そう、徳川家康だ。

家康の先祖が活躍（かつやく）したのは、豊田市の松平というところ。
そして、家康が生まれ育ったのは、岡崎。
まさに、三河の偉人だね。


他には・・・と見渡すと、やはり工業にかかわった人が多いね。


自動織機（じどうしょっき）を発明した、豊田佐吉。
佐吉は、静岡県湖西市の生まれ。
三河の人ではないけれど、この後登場する喜一郎につながるということで、三河ゆかりの人としてリストアップ。

服などで使う布は、糸と糸を織りあわせて作られる。
この織りあわせる作業は、昔は手作業で行われていた。

その作業を、機械でできるようにしたのが、豊田佐吉の自動織機だ。
これは、日本の産業を大きく発展させる、とても大きな発明だったんだよ。


そして、豊田喜一郎。

ＲＡＫＵＴＯのステップ国語・社会クラスの子には、おなじみだよね。
そう、ピコたちの楽しい楽しい大冒険、『ジオ・アドベンチャー』に何度も登場した、あの喜一郎さんだ。

豊田佐吉の長男として、１８９４年に生まれた、喜一郎。
大学を卒業したのち、お父さんの会社で、とても性能のよい自動織機を完成させた。

その後、自動車の研究をはじめ、１９３７年、トヨタ自動車工業という会社を立ち上げた。
「世界のトヨタ」の始まりだ。

１９３７年といえば、第二次世界大戦がはじまる２年前。
この後始まった大きな戦争により、日本中でものが不足する。

１９４５年には、戦争が終わる。
戦争に負けた日本は、やはりものが不足し、大混乱。

そんな中、がんばって自動車を作り続け、いまのトヨタの土台を作り上げたのが、この喜一郎だ。
豊田喜一郎、すごいよね。


さて。
朝日新聞の記事に戻ろう。

今、注目されている、三河の偉人。
いったい、誰だと思う？
徳川家康？
豊田佐吉や喜一郎かな？
それとも、他の人？


・・・


今回注目されている三河の偉人は・・・

古橋源六郎暉皃（ふるはしげんろくろうてるのり）だっ！

あまり聞かない名前だね。
なんでも、今行われている国会で、安倍首相の口からこの名前が出たらしいよ。
「古橋源六郎をみならって、日本を立て直そう」という内容の話を、国会でしたんだって。

古橋源六郎って、いったいどんな人？
安倍首相が「この人を見習って・・・」っていうくらいだから、よほどすごい人なのかな？
いったい、どんなことをしたんだろう？

続きは、次回。

写真は、豊田式木製人力織機。ウィキペディアより。