失われた壁画！？

フィレンツェの調査団、ダビンチの失われた壁画を発見か（ＣＮＮ）


レオナルド・ダ・ヴィンチ！！

１４５２年４月１５日イタリア生まれ。
１５１９年５月２日に亡くなった。

『最後の晩餐』（さいごのばんさん）や『モナ・リザ』で、とっても有名。

絵を描くだけじゃない。
彫刻や建築も大得意。
科学にも強かった。

まさに、天才！

小さい頃は、学校に通わず、大自然の中で暮らしていたんだって。
字も書けなかったんじゃないかって言われている。

１４才か１６才の頃、フィレンツェという街に引っ越して、絵を描く勉強を始めたんだ。当時、イタリアはフランスと戦争していて、ダ・ヴィンチも巻き込まれた。
ミラノやヴェネツィアなど、いくつかの街を移り住んだ。

１５１５年には、フランスの王様フランソワ１世という人が、ミラノを占領。
才能にあふれるダ・ヴィンチは、この王様にとても愛された。
最後には、この王様に抱きしめられて亡くなったらしい。


さて、今回のニュース。

ダ・ヴィンチの新しい絵が見つかったかも！

『アンギアーリの戦い』という題の絵で、１５０３年に市役所の壁に描いたもの。
描いている途中でいろいろな問題が起こったらしく、ダ・ヴィンチは未完成のまま引っ越してしまった。

その後、ジョルジョ・ヴァザーリという人が別の絵をその壁に描いたんだ。

レオナルドの絵は、これで消されちゃった！


・・・と思ったら。

ヴァザーリのかいた壁画の後ろを調べたら、もう一枚別の壁がかくされていた。

さらに。

後ろのかくされた壁を調べてみたら、そこから『モナ・リザ』と同じ絵の具がみつかった！

これは、ダ・ヴィンチが最初に描いた『アンギアーリの戦い』に違いない！


ヴァザーリさんは、どうもダ・ヴィンチの絵を壊しちゃうのがもったいないと思ったらしい。
同じ壁に上書きするのではなく、手前に新しい壁を作ってそこに描いたんだって。
素敵！


写真は、ダ・ヴィンチが書いたヘリコプターの図案。
絵だけじゃなく、科学技術にも秀でていた。