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もののしくみ研究室

2012年06月18日 08:00  学び~国語

音読の効能

先週、塾生のお母さんと、音読についてお話しする機会がありました。
学校の先生が、音読の宿題を出してくれないとのこと。
4クラスある2年生の中で、その子のクラスだけ、音読が宿題として出されないそうです。
お母さんは、先生に音読の宿題を出してくれるようにお願いしたそうですが、「音読は必要ない」と言われてしまったようです。
音読の大切さ、特に低学年における音読の効用が、きちんと理解されていないのかもしれません。

そんなわけで、今日は、大人の方向けの記事です。


音読の効用は、いろいろあります。

・正しい日本語を覚えることができる。
・進歩がみえやすく、自信につながる。
・文章のとらえ方が身に付く。
・感性を養うなど。

どれも大切なことばかりです。


そして、もうひとつ、大切な効用があります。
それは、音読が脳の中の前頭前野を刺激してくれるということです。

音読を行っている間、左右両脳の前頭前野が、活発に活動します。
このことは、東北大学の川島隆太教授により科学的に証明されています。


前頭前野は脳の前方に位置し、思考、行動の抑制、コミュニケーション、意思決定などをつかさどる、とても重要な場所です。
小さなころから、ここを活性化し発達させておくことは、とても大切なことです。

また、情動の抑制や記憶のコントロールなども、前頭前野の重要な役目です。

いわゆる「キレやすい子」にしないためにも、前頭前野を活性化し発達させることはとても重要です。


さらに、七田眞氏によると、同じ文章を何度も繰り返し音読することで、記憶力が格段によくなるそうです。

学校の宿題として出される音読は、毎日同じものを何度も読まなければならず、読む方も聞く方も飽きてしまいがちですが、脳科学の側面から見ると、とても理にかなった学習方法なのです。


学校や塾の集団授業で音読に取り組むこともあるでしょうが、それだけでは十分ではありません。
一人一人の子どもが、自分のペースでじっくり音読に取り組み、自分の声を自分の脳の中に響き渡らせる必要があります。

だから、音読が宿題として出されるのは、非常に好ましいことなのです。
宿題として音読が出されれば、子ども達は必然的に取り組むことでしょう。


しかし、しかたがなくやるという状況では、十分な効果は期待できません。

子供が音読する際は、是非真剣に耳を傾けてあげてください。
時には文章の中身について質問してあげたり、「すごいねー!」と大げさに反応してあげましょう。
それにより、子供はうれしくなり、楽しく真剣に取り組むようになります。

音読を聴く側の親の姿勢次第で、効果はずいぶんと変わってきます。


音読が宿題で出されない場合は、個別にご家庭で取り組むことをお勧めします。

この場合、教科書や今習っている単元などにこだわらず、子どもが取り組みやすいものを教材とすることをお勧めします。

低学年の場合は、絵本などでも十分効果が期待できます。
子供が気軽に楽しく取り組めるという観点で、教材を探してみてください。



参考文献
脳と音読 (講談社現代新書) 川島隆太・安達忠夫著
七田式 右脳開発ガイド 右脳開発友の会
新・脳と心の地形図 リタ・カーター



写真は、ブロードマンの脳地図。
黄色の部分が、前頭前野皮質と呼ばれる部分。
ウィキペディアより。





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