愛知県豊田市の小学生学習塾 「自分で考える」が好きになる。RAKUTO豊田校

愛知県豊田市の小学生学習塾 「自分で考える」が好きになる。RAKUTO豊田校 › 学び~理科 › もば

◆◆◆ 基幹コースの残席情報  ◆◆◆

2012年08月23日 06:00  学び~理科

もば

先日訪れた海水浴場。
遠浅で、砂浜も水もとてもきれい。

だけど、海の底、ところどころに海藻(かいそう)があって、歩きにくい。

「これがなければ、最高なのになー」と、子ども達。


まてまてまて。
この海藻たち、実は大切な働きをしているんだぞ!


海に囲まれた日本。
沿岸近くには、海藻たちが集まった、「藻場(もば)」がたくさんある。

藻場は、「海の森」とも呼ばれ、とても大切な役目を果たしているんだ。


その役目とは・・・

その1
水をきれいにする。

チッソやリンと呼ばれるものを吸収して、海に栄養分が増えすぎないようにしてくれる。栄養分が増えすぎると、プランクトンが大発生しちゃう!

また、炭酸ガスなど、水のよごれを原因となるものを吸収し、酸素を供給してくれる。

藻場のおかげで、きれいな透明な水がたもたれているというわけだ。


その2
海の生き物を守ってくれる。

森みたいに藻がうっそうとしげっていると、小さな魚たちの隠れ家になる。

藻場に卵を産むことで、卵を敵から守ることができる。
また、藻は、小さな生き物たちの食べ物にもなる。


その3
海岸線を守ってくれる。

藻場は、波を抑えてくれる。
藻場のおかげで、大きな波が、沿岸にやってくることが少なくなる。


藻場って、こんなに大切な役割を果たしてくれているんだね。

でも、最近は、藻場がすごい勢いで減少しているんだって。
瀬戸内海では、この30年間で、70パーセントの藻場がダメになっちゃった。
原因は、埋め立てや、工場排水など。

他にも、藻を食べる生き物、小さな魚やウニなどが増えすぎてしまい、それで藻場がダメになってしまうこともあるみたい。


きれいな海を守ってくれる、「海の森」、藻場。
大切にしないとね。


写真は、水族館で再現された藻場。ウィキペディアより。
もば





同じカテゴリー(学び~理科)の記事画像
鳥類~鳥ってどんな生き物?
爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう
哺乳類と魚類~クジラはどっち?
生き物~ふたつに分けると、何と何?
白と黒~シマウマのしましまもようは何のため?
絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ
同じカテゴリー(学び~理科)の記事
 鳥類~鳥ってどんな生き物? (2019-03-14 06:00)
 爬虫類~地球の歴史を振り返ってみよう (2019-03-08 06:00)
 哺乳類と魚類~クジラはどっち? (2019-03-07 06:00)
 生き物~ふたつに分けると、何と何? (2019-03-05 06:00)
 白と黒~シマウマのしましまもようは何のため? (2019-03-01 06:00)
 絶滅したと思っていたら~100年ぶりに見つかったよ (2019-02-28 06:00)

Posted by RAKUTO豊田校 │コメント(0)
※このブログではブログの持ち主が承認した後、コメントが反映される設定です。
上の画像に書かれている文字を入力して下さい
<ご注意>
書き込まれた内容は公開され、ブログの持ち主だけが削除できます。
このページの先頭へ
削除
もば
    コメント(0)