飛び出せ、イプシロン！！

日本の新型ロケットがもうすぐ打ち上げだね　朝日新聞


鹿児島県の大隅半島（おおすみはんとう）。
ここに、内之浦宇宙空間観測所（うちのうらうちゅうくうかんかんそくじょ）がある。

今日、８月２７日。
ここから、日本の新型ロケットが打ち上げられるんだ。


ロケットの名前は、「イプシロン」。
日本が誇る、最新鋭のロケットだ。

全長２４．４メートル。
重さは９１トン。

日本が主力としてきたＨ２Ａロケットは、全長５３メートル、重さ２８９トン。
これに比べると、ずいぶん小さくて軽いね。

それでも、最新型だけあって、すごいところがたくさんあるはず。
いったい、どこがすごいのだろう？


・・・


まずは、ロケットを作るための部品数。

これを、かなり減らした。
おかげで、組み立てにかかる時間は、短くて済む。


次に、打ち上げる前の点検作業。

この作業を、ロケット自身にやってもらう。
人工知能（じんこうちのう）という仕組みを使うんだ。
このおかげで、打ち上げの準備があっという間に終わってしまう。
いままで１か月以上かかったものが、たったの６日間。
これは、すごい。

打ち上げた後のロケットの制御にも、人工知能が大活躍。
いままではたくさんのコンピュータを使って、ロケット制御していた。
イプシロンは、パソコンが２台あれば、制御ができてしまう。


次に、燃料。

Ｈ２Ａロケットは、液体の燃料を使う。
それに対して、イプシロンは固体の燃料だ。
燃料が個体だと、ロケットそのもののつくりが、簡単ですむらしい。
簡単だから、信頼性が高く、失敗も少ない。


大隅半島の、内之浦宇宙空間観測所。
かつて、小惑星探査機「はやぶさ」が飛び立ったのも、この基地からだ。

イプシロンが、どんな姿で宇宙に飛び出すのか。
注目だね。

夏休み中ということもあって、１万人近い人たちが、見学に行くらしいよ。

打ち上げ予定は、今日の午後１時４５分。
見てみたい！
テレビで、見ることができるかな？

写真は、打ち上げ準備中のイプシロン。
ＪＡＸＡ公式ページ（リンク）より。
http://fanfun.jaxa.jp/





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